ラフでゆるーい印刷
時にはズレたり、
カスレたり…。
でも、それも味。

ラッフィ―の最大の特徴は『ラフなこと』。
印刷も良い感じのラフな具合に仕上がります。
ですが、一般の印刷基準からすると「あれ?」と
思うこともありますので、ご利用の前には
このページをよくチェックしていただきたいです!




1. ノスタルジックな味わい

何と言ってもコレが一番の特徴です。
ラッフィ―では印刷がカスれたり、版がズレたりということがランダムに起きます。
本来であれば「クッキリ!シッカリ!ズレない印刷!」を目指すところなのです……が、こんな時代です。
ラフにゆる~く行ってみませんか?
『良い感じのラフ』な味わいを楽しんでいただけたら嬉しいです。

*最新のオフセット印刷では逆に再現が難しい「懐かしのアノコロの2色刷り便せん」っぽいのも作れちゃったりします…!逆に精密な印刷は苦手です…。

2. 特色なのにやっすい!

インクを用いた特色印刷と言えば、今まではオフセット印刷の専売特許でしたが、これからはラッフィーで、インク(*) を用いた印刷が、かなーり安価に印刷が出来るようになっちゃいます!
インクの色も蛍光色も含んで合計23 色!!金色のインクもありますよ!(金色は別料金で少しお高いのですが…)
ラッフィーでアコガレの特色印刷をふんだんに遊んじゃいましょう!

*「半水性インク」と呼ばれるラッフィー専用のインクです。

3. 色を混ぜて遊んじゃう!

ラッフィーで使用している印刷機は『2色印刷機』です。
そのため、片面の2色刷り印刷はかなり安価な価格設定になっています(に、しているつもりです…!)。
ラッフィーのインクは半水性インクということもあり、色と色とが重なる箇所は混色して色が変わります。
この混色を上手く利用すると2色印刷であっても多様な色表現が可能になったりしますよ!
ぜひ、色々試して遊んでみてください!


4. 版ズレ

ラッフィーの印刷は1色ごとに色を重ねて印刷を行います。
そのため、どうしても色ごとにランダムに版ズレが起こってしまいます。大きくズレたかと思えばぴったりに印刷されてみたり。
「これぞラフ!」という感じですが、1枚ごとに仕上がりが変わる。そんな表情の違いを楽しんでください!

*印刷位置も同様にランダムに動いてしまいますので、余白位置等が均等にならないことがあります。

5. 濃かったり、かすれたり

印刷が濃くなったり薄くなったり。
そんな印刷の濃淡も起きやすいのですが、それ以上にインク自体がカスレやすい傾向にあります。
例えばベタで印刷を行った場合でも若干カスレて綺麗な真ベタにならないこともあります。また、密度の細かい絵柄部分も潰れてしまう可能性が非常に高いです。

6. 色ムラ

色ムラもかなり頻繁に起こってしまいます。
特に100%のベタだと発生しやすい傾向にありますので、色ムラを回避したい場合にはベタの部分の少し濃度を下げて頂いて(80%程度)作成していただけると発生の頻度は落ちます…
…が、それでもどうしても起きることがあります。
どうしても起きてしまう……それがラッフィーです。


7. ローラー跡

ラッフィーで使用している印刷機は『2色機』になります。
そのため、一度に2色の印刷は出来るのですが、3色以上の印刷(または両面印刷)を行う場合には2回以上、機械に通す必要があります。
その際、機械のローラーが紙にあたって画像のようなローラー跡が出てしまいます。
特に、ローラーが通る箇所に濃いベタがある場合、目立ちやすくなりますので、跡が気になる方は、この部分への濃いめの印刷は避けた方が安心です。

8-1. ベタにはご注意

濃いベタを印刷する場合、画像のように「針でひっかいたような」キズが起きてしまいます。
これは印刷機の機械の中にある紙を抑えるパーツが、紙にあたってしまうことで発生してしまいます。
特にベタ(またはインクを多く使う印刷)の場合にこの傷が目立つ傾向にありますので、濃度を下げていただくことである程度、目立たなくなります。

8-2. 2色のベタにもご注意

ベタでもう一つのご注意です。
2色で全面に濃いベタ(またはインクを多く使う印刷)がある場合、印刷時のインクが機械に貼りついてしまって、そもそも印刷が出来ない…という恐れがあります。
こちらも濃度を下げていただくことで改善が見込めます。

9. 乾かない印刷

ラッフィーで使用しているインクは半水性インクとなります。
そのため『完全に乾く』ということがありません。
(普通に触った程度でインクが手につく…ということはありませんが、ゴシゴシとこすったり、強く触ったりすると手にインクが付きます。)
その為、「裏移り」と呼ばれる「他の紙にインクが付く」という症状も出やすいです。
濃い印刷時には合い紙を挟むなどの手段を講じていますが、回避できない場合もあります。