“Japan Color認証制度”ってなぁに?
同人誌印刷の色は明確に基準が無くて、感覚に頼る部分もあったのね。 これって同人誌に限った話で無くて、一般的な印刷物でもそうだったの。
そこで『発注者が標準的な基準値で指定した色を、印刷会社で適切に再現できることを一般化する』ってことで出来たのが“Japan Color認証制度”なの。
※この制度は、平成20年12月より検討を開始し、認証制度事業は(社)日本印刷産業機械工業会(JPMA)が実施
しまや出版では、なにが変わるの?
今までのしまやカラー(しまや出版のオフセットフルカラー印刷)は、マゼンタに蛍光ピンクを少量混ぜたしまや出版オリジナルのインキを使用していたの。これは“Japan Color認証制度”には準拠していなかったから、印刷担当者の経験・感覚に頼る部分もあったのよね。
“Japan Color認証制度”に沿ったオフセットフルカラー印刷になれば、「標準的な基準値」に沿った色再現が出来るのよ。
今までの“しまやカラー”はもう使えないの?
オプションとして使うことは出来るわよ!
例えば、肌色を使用することが多くて発色を良くしたい場合には、検討してみてもいいかもね。
原稿をつくるときに気をつけることはある?
いつも通りに作成して大丈夫よ。ただし、マゼンタ(M)…つまり赤系の色味は今までと少し印象が変わる可能性があるから、それだけ気をつけてもらう必要があるかもしれないわね。