この作品が好き、という感情が溢れ出て、何か1つ形のあるものにまとめようと考え、見切り発車気味に同人誌を書き始めました。
はて、そういえば自分に絵の心得は無いし表紙をどうしようか、と気付きご相談させていただいたのが、しまや出版様の『オリジナル表紙デザイン』というサービスです。
当方が書いていたのが、ストーリーのある創作物ではなく、作品の事典めいたものであり、特定のキャラクターに寄らない雰囲気だったため、具体的なキャラクターを描かないこちらのサービスが合っているのではないかと考えて依頼を決めました。
果たして、こちらから希望させてもらった表紙イメージ、『空と海の間を渡る船』『透明感』を確かな形にしていただき、洋書のような装丁となった本書は、イベント参加者の方からも好評でした。
何より驚いたのは、この同人誌が何の作品のものか、をお伝えしただけであったのに、作品のファンにしか気付けないような、或る意匠を表紙に入れていただいていたことです。
もしかすると、デザイン担当の方がわざわざ調べて、描いてくださったのかと思い、大変嬉しかったです。
規模に違いはあれども、同人誌もまた1つの作品であり、その作品に真摯に向き合ってくださった貴社に、感謝しております。