同人誌紹介ブログ

吸血鬼の水野君


【サークル:13月2日/中村朝さま】 Twitter/pixiv
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【ホワイトポスト/オフセットフルカラー印刷+箔押し加工】

オモテ表紙もウラ表紙も、素敵なイラストのご本。
一見気づかないかもしれないけれど、表紙には素晴らしい仕掛けが。


【オモテ表紙:色箔『赤』(光にかざしています)】

オモテ表紙の人物を、よーく見てみます。
手に取って光にかざすと、明らかに印刷ではない部分がありました。

“目”にご注目ください。
表題にある『吸血鬼』は、作中で赤い目をしています。
吸血鬼特有の瞳の強さを、他の色に埋没することがないよう、
箔押しで表現しています。




【ウラ表紙:色箔『メタルレッド』】

ウラ表紙の人物は、目の輝きをはっきりと見て取れます。
光を弾くメタル系の箔、『色箔・メタルレッド』を使用。
角度によって、煌めいたり陰ったり、目の雰囲気一つで感情が変わるように感じられます。

オモテ表紙とウラ表紙で、『赤い目』を違う箔で表現。
人間同様に、吸血鬼たちにも個体差があるという、作者様の愛情が伝わります。



【本文:上質紙90kg/スミ+赤インク】

本文は全頁、スミと赤の2色刷り。
常に自然な雰囲気で赤い目のキャラクタが登場するため、
読み手も『1つの小学校に1人くらいの割合で吸血鬼のいる世界』に入り込んでしまったような気持ちに。

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◆お客様から頂いたコメント◆

「目が赤く光る人が身近に存在する違和感」をアナログで表現できたらなと思いお願いしました。
本文はネット掲載時のフルカラーよりもずっとそれが強調できていて、
やった~!と心でガッツポーズしました。
一部分の色を変えることで、視線を集中させられるのは面白いなと思いました。
あと、裏表紙はメタルレッド箔のおかげで、本当に「目が赤く光ってる」のが見れて、
「デデデデジタル超えた~!!!」と震えました。
表表紙の赤箔との違いも面白くて、いろんな表現の「赤」が見れてよかったです。

どうもありがとうございました!

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