同人誌紹介ブログ

愚者の棺

【サークル:スパイス御殿/南キーマ様】twitter / pixiv

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【表紙:ホワイトポスト/オンデマンドフルカラー+トムソン加工(オリジナル型)】

花が手向けられた棺の中で、男が一人横たわっています。
覗き窓から見える瞼は閉じられ、眠っているようにも死んでいるようにも見えます。
しかし、口周りの血液をぬるりと舐めとる舌が、男が死んでいないことを示唆しています。

そして表紙には、驚嘆の仕掛けが隠されていました。
トムソン加工(表紙穴あけ加工)に気をつけながら、そっと表紙をめくっていきます。



目が合ったのではないでしょうか。
表紙をめくっていくと、男は片目を開いてこちらをじっと見つめていたのです。

仕様は、トムソン加工の表紙の下にカラー口絵を差込んでおり、
表紙をめくる=棺桶を開ける、という錯覚に陥るような
遊び心ある仕掛けになっていました。

今しも捕食されてしまいそうな緊張と高揚を感じつつ、
物語に引き込まれていきます。

トムソン加工は弊社雛型ではなく、
お客様ご自身でデザインされた形に切り抜いています。


【カラー口絵:コート紙110kg/片面オンデマンドカラー】

カラー口絵を単体でみると、このようになっています。
表紙で見るのと雰囲気が変わり、何度も表紙をめくったり戻したりと
パタパタしたくなってしまいます。


【表紙2.3印刷】
※白く抜かれている箇所はトムソン加工の部分です。

表紙2.3印刷は、口絵と背景を同じにしたダークレッドが基調。
蜘蛛や黒猫、花といった雰囲気のあるイラストがふんだんに配されており
細部まで作品のイメージが広がっています。


【本文:星の紙ホワイト/オンデマンド極匠スミ刷り】

本文は、オンデマンド特有のテカリを抑えたスミ(オンデマンド極匠専用)で印刷。
マットな黒色が作品の雰囲気と合致しています。

本文はほぼすべてのページの仕上がり付近(四隅とも)に黒フチが付いていました。
仕上がり付近を黒にすることで、本になった状態ではまるで
小口染め加工がされているような仕上がりになっています。

↓黒フチのついた本文を傾けると小口染めのように。

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◆お客様から頂いたコメント◆

最初にコンセプトが決まっていたので
それに沿った装丁の本を刷って頂ける印刷所を探しておりました。
しまやさんは初めて使わせて頂いたのですが、
仕様、価格、納期が他社数社と比較検討させて頂いた中で一番良かったことや、
注文前に何度か仕様についてご相談させて頂いた際に、
物理的及び予算的に出来る事とできない事をきちんと説明して頂けた&レスポンスの速さが
信頼できると感じ最終的に注文させて頂く決め手になりました。

オリジナルデザインのトムソン加工に関してもとても綺麗に抜いて頂き、
事前にお願いした表紙裏と口絵の色合わせも違和感なく合わせて頂いたこととても感謝しています。
PPなしオンデマンドカラーはどうしても色味が安っぽくなりがちなので
口絵のカラーも少し不安でしたが、マットな質感と粒子感の無い印刷に大満足です。
本文も細い線はきっちり、広範囲のベタもテカらず抜けもなく
とてもきれいに印刷して頂き有難う御座います。

思い入れのある一冊なので満足のいく仕上がりにして頂き、
仕様の変更にも無理のない範囲で柔軟に対応して頂き、有難う御座います。
またお世話になりたいと感じる噂通りの丁寧できめ細かな対応でした。

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◆仕様◆

【オンデマンドセット極匠】

表紙:ホワイトポスト/オンデマンドカラー/クリアPP
+トムソン加工(お客さまオリジナル型)
+表紙2.3印刷(オンデマンドカラー)

カラー口絵:コート紙110kg/片面オンデマンドカラー

本文:星の紙ホワイト/オンデマンド極匠専用スミ刷り

遊び紙:色上質紙 中厚口 黒 (前・後)
(口絵の後と本文の一番最後)

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