【サークル:にくやのように/mozu様】 Twitter / pixiv
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【表紙:新星物語-150kg-パウダー/オフセットフルカラー+銀インク(5色刷)】
表紙は霜降り肉のような内臓のような、タイトルにある通りの
『肉』を連想させる色遣いとデザインです。
赤っぽさだけでなく肉のような複雑な色味を表現するため、
表紙は『フルカラー』で印刷。
タイトルや一部に差し色として銀が入り、全体が引き締まって見えます。
(白に近しく見える部分にもうっすらと色がついているため、
表紙から紙の色はほぼ見えていません)
【ウラ表紙デザイン】
ウラ表紙も同様につくられています。
文字を濃い赤の部分に配置し、銀インクにしているため
鮮烈なイラストにも負けずはっきり読めるようになっています。
銀インクは(箔押しなどに比べると)落ち着きのある銀色。
鈍く光を返し、派手ではないけれど渋く目を引く仕上がり。
【表紙用紙UP】
表紙は『新星物語-150kg-パウダー』をお使いいただきました。
紙自体ははっきりとした白色で、少し起伏のあるざらりとした紙。
紙全体に銀色の紙片が散っているのが特徴です。
銀色の紙片は上に印刷が乗ってもうっすらと銀に光ります。
【本文:モンテシオン/オフセットスミ刷り】
今回のご本は小説ですが、薄くさらりとした書籍用紙ではなく
厚くざらりとしてコミック紙に近い風合いの『モンテシオン』を使用。
軽く柔らかい紙で開きやすく、読むのに困ることはありません。
タイトルの『鈍』という文字から推察しまして、
あえてさらっとした紙ではなくざらりとしたモンテシオンを
お選びになったのではと思います。
表紙の紙から本文の紙、デザインを作品のコンセプトと合わせ
少しの怖さとスタイリッシュさを備えた印象深い1冊。
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◆お客様から頂いたコメント◆
しまやさんには以前にも小説の印刷にお世話になっており、仕上がりが綺麗で
したので再度お願いすることに致しました。
”肉と鈍”のタイトルの通り、グロテスクさと鉄のスタイリッシュさを両立さ
せるようなデザインを目指しました。全面のマーブル模様はセルフで粘度の濃
い絵の具で制作しております。その上に部分的に銀インクをポイントとしてあ
しらっています。こちらとしても初めての試みだったのですが、しまや出版さ
んに丁寧にヒアリングしていただきました。
本を作り装丁に凝ることは本当に楽しいです。
またしまやさんでチャレンジした装丁に挑ませていただきたいです。
ありがとうございました。
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