【サークル：標本室/紗綾 様】　Twitter
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【表紙：里紙-130kg-せいじ/オフセットスミ刷り+マットPP+箔押し《つや消し金》】

表紙用紙は、淡い緑色の特殊紙『里紙せいじ』を使用。
細かなエンボスのある、落ち着いた雰囲気の用紙です。

大人しめな紙に、あえてほぼ全面黒ベタのデザインを印刷し、
紙自体の色を引き立てています。
黒・せいじ色・金が収まりよく共存する、美しい表紙。

【箔押しのUP】

使用した金箔は、シャンパンゴールドのように淡く煌めく箔《つや消し金》を使用。
明るいところで見るのと、暗いところで見るのとで、
表紙自体の印象を変えて楽しむことができます。

【表紙2.3印刷：オフセットスミ刷り】

表紙の2と3にも印刷が。
表紙と同じように、スミ一色で前面にベタをいれ、
紙自体の色味はほとんど見えないデザイン。

紙色を残す部分は、お花の線がを太めにして、
スミの中で埋もれてしまわない様、はっきり見えるように
考えられたデザイン。

【小口染め：黒】

実はこちら、表紙まわりだけでなく《本自体の側面》も真っ黒です。
小口染め加工《黒》で、本の上部・下部・そして側面全てを染め上げています。

(小口染め加工は特別オプションです。ご利用の際は、お早めにご相談ください。)

【カラー口絵：コート紙110㎏/両面オフセットフルカラー】

表紙をめくると、カラーイラストに迎えられます。
隣り合うパーツがそれぞれ黒メインになっている(表紙2等)ため、
カラーイラストがとても映え、締まって見える配置です。

【本文：モンテシオン/オフセットスミ刷り】

本文は、東日本大震災の復興支援紙の1つである《モンテシオン》を使用。
軽く柔らかな紙質と、たっぷりとした厚みで人気があります。

《怪異》というテーマに添い、作家様方が丹精した本書。
構図やストーリー進行に皆様の試行錯誤が伺えます。

本文内も本の装丁に合わせ黒ベタが多く配され、
本自体が異界の書物であるような、妖美な1冊。

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◆お客様から頂いたコメント◆

薄い本に黒小口と巨大箔の組み合わせという難しい仕様にも快く了承、
ご提案いただき、おかげさまで理想の黒い本を作ることができました。
里紙とマットPPの組み合わせも綺麗な仕上がりで、
怪異がテーマの本によく似合うざらりとした質感に感動しています。

入稿後も、非常に丁寧な原稿チェックと迅速な対応で
安心してお任せすることができました。
執筆にご協力頂いた皆様と、しまや出版様にこの場を借りて感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

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