【サークル:ミトノオト / みと 様】 Twitter / pixiv
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余白を広く作り、サラサラとしたマットPPを貼ることによって静かな雰囲気を際立たせます。
座っている女性が立ち上がって、ある人物の元にたどり着くまでの動きを描写しており、まるで本当に動いているかのように見える繊細で美しいデザインです。
【箔押し:黒箔】
表紙全体に黒い箔を押しています。
白い表紙に黒い箔が乗り、シンプルな色合いになることで、箔で描写された女性がより美しく見えます。
黒い箔のみの描写の中、淡いグラデーションで塗られている花と靴もアクセントに。
【遊び紙:グッピーラップ-75.5kg-ピンク】
大理石模様の薄いピンク色のグッピーラップ ピンクを使用。
本文と重ねると、うっすらとタイトルが透けて見えており、物語の始まりを優しく彩ってくれます。
【本文: クリームキンマリ-72.5kg オンデマンドスミ印刷】
淡いクリーム色で読みやすくもある、小説にピッタリの本文用紙です。
落ち着いた表紙の雰囲気とも相性の良い紙です。
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◆お客様から頂いたコメント◆
今回の本は仲の良いフォロワーさんに依頼して表紙を作成してもらいました。黒の箔押しに憧れがあったので「黒の箔押しを使いたいこと」「ヒロインが何かを得たい、と手を伸ばしていくようなイメージで」とお伝えしました。私のざっくりとしたイメージと執筆途中の話を読んで、私のイメージ以上の表紙を作成してくださいました!
デザインしたフォロワーさんからは「朧げな『一人の男の余生』が『ヒロインを立ち上がらせる愛』の時間となり、そこへ辿り着く、という二つのテーマを伝えられたらいいなと思いながら作りました。とにかくできる限り小説の世界に寄り添いたい気持ちでいっぱいでした。黒の箔押しとカラーの部分がピッタリ綺麗に合わさるように印刷していただけてとても感動しました!またカラーの部分もイメージ通りで良かったです」とおっしゃっていただきました。
イラストの技術的なことについて、私は無知なのですが、「線が細いと箔がうまくのらないので『イラストのこの辺りの線の太さ程度あればうまく箔がのります』など、イラスト作成者に伝えやすい方法で指示をくださって本当に助かりました。
実際の本を手に取った時、イラストと箔押しがキレイに重なり合い、またマットPPの表紙のツヤを消したサラサラな質感がヒロインの悩む心の内や一緒に過ごした男の優しさを、黒の箔押しがマットPP加工との対比で上品なイラストの良さをさらに押し上げており、とても満足な仕上がりとなっていました。
いつも丁寧に対応してくださり、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。
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