同人誌紹介ブログ

おはよう、おやすみ、それから


【サークル:すこやか隔離病棟 / 遠原さく 様】 pixiv
【表紙デザイン・イラスト: 寝がいり 様】
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【表紙+カバー】

半透明の用紙、トレーシングペーパーをカバーに用いたご本です。
カバーがかかった状態では、記念写真が並べて張られた思い出深いボードに見えます。
しかしカバーをめくると様子が一転し、写真が乱雑に破かれたようなデザインに変わってしまいました。
時間経過を表現しているのでしょうか。とても素晴らしいデザインです。



【ウラ表紙側】

裏表紙側は、一番上の写真が無くなるデザイン。
カバーをめくると、なんだか切ない気持ちが襲ってきます。


【表紙:ミランダ-170kg-スノーホワイト/オンデマンドフルカラー】

表紙には特殊紙『ミランダ』を使用。
ガラスフレークが光を弾いてキラキラと輝きます。
この輝きが、登場人物たちの幸せな時代の心の煌めきのように感じられて、とても切ないです。
ずっと輝いていてください。


(カバー全景)
【カバー:レーシングペーパー-52kg-ホワイト/オンデマンドフルカラー】

カバーの全体です。
表紙と重ねることを想定して作られているため、カバー自体のデザインはすっきりとしています。


【本文:上質紙-70kg/浅葱色印刷】

本文は、白い薄口の上質紙に《浅葱色》で印刷。
表紙からの雰囲気・イメージに合った印刷色で、
読んでいるときもそこはかとない寂寞感を感じます。
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◆お客様から頂いたコメント◆

前々から本文色刷りとトレーシングペーパーカバーの小説本に憧れがあったのですが、今回しまやさんでシースルーカバーフェアが開催中かつ本文色刷りと併用可能、おまけにカバー巻きまでしていただけるとのことで、この装丁の本がちょうど今作れるなら同人誌を作ろう、そしてしまやさんにお願いしようと決めました。
また原稿の最中に特殊紙表紙プリントフェアが始まり、ずっと使ってみたかったミランダスノーホワイトを表紙に使用できて思わぬ幸いでした。

一番心配だったのが表紙とカバーの絵柄が綺麗に重なるかということだったのですが、私のミスまで含めてしまやさんには完璧にご対応いただき、無事綺麗に重なったカバーになり大変安心いたしました。その節は大変ご迷惑をお掛けいたしました……。
また、入稿データも大変丁寧に確認していただき助かりました。
本文インクも思った通りの可愛い色で嬉しかったです。

同人誌制作歴が浅いため、今回は今回で反省点も多いのですが、しまやさんにはとても素敵な装丁にしていただき、本当に感謝しています。

今回の本を制作するにあたり、さまざまな同人誌の装丁紹介記事を読んでいたので、今回こういった機会をいただき大変光栄です。改めてありがとうございました!
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