同人誌紹介ブログ

修羅剣

【サークル:鳥三乗/ 零機Reiki様】 Twitter / pixiv
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-基本仕様-

印刷セット:ベーシックセット-プレミアム-

A5 / 152頁 / 右綴じ / 無線綴じ

オプション:遊び紙 / 口絵 / カバー/小口印刷

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-カバー-

※ネタバレ防止のため、裏面には一部モザイクをかけています

【カバー仕様】
・タント130kg白
・表:デジタルオンデマンド印刷-フルカラー
・裏:デジタルオンデマンド印刷-スミ

 

赤と黒を基調としたカバーデザインが印象的で、特に血のように深い赤色は、主人公を待ち受ける過酷な運命を暗示しているかのようです。

背景にうっすらと浮かぶ電子基板風の模様がSF的な質感を添え、作品のテーマである「タイムリープ」とも絶妙にリンクしています。

全体として、物語の緊張感と世界観を端的に伝える、惹きつけられるデザインに仕上がっています。

▲カバー表4の拡大、電子基盤のような模様が背景全体に描かれている

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-表紙-

【表紙仕様】
・クラフト-129.5kg
・オフセット印刷-ワインレッド

 

カバーを外した本体表紙は、落ち着きのあるクラフト紙に、カバーと同じ深みのあるワインレッドで印刷されており、統一感のある落ち着いたデザインになっています。

カバーでは主人公の強い目力が印象的でしたが、表紙では一転して、どこか抜け落ちたような表情が描かれており、彼の精神が摩耗していく過程をさりげなく示唆しているようです。

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-小口-

【小口仕様】
小口デザイン印刷-ルージュフレア

 

今回ご利用いただいた「ルージュフレア」は、

水面にインクを垂らして模様を生み出し、それを紙や布へ転写する伝統技法「墨流し」をモチーフにしたデザインです。

小口印刷は数冊をまとめて一度に行うため、印刷位置の違いによって一冊ごとに模様がわずかに異なり、それぞれに個性が生まれます。

赤と黒のマーブル模様はダークで不穏な気配を漂わせ、主人公が逃れられない運命の渦へと巻き込まれていく様子を思わせる仕上がりになっています。

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-遊び紙-

【遊び紙仕様】
・まんだら-薄口-ひいろ(じゃぱにぃずWABISABIフェア

 

民芸紙のような風合いを持つ色和紙で、表面はつるりと滑らか、裏面はざらりとした質感があり、手に取ったときの心地よい違いが楽しめます。

落ち着きのある「ひいろ」の赤が全体の統一感を高めつつ、ほんのりとした高級感も添えてくれています。

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-本文-

【本文仕様】
・コミック紙
・オフセット印刷-スミ

 

本文には、コミック紙にオフセットのスミ刷りを採用しています。
ややグレーがかった紙色と、マットな印刷表現が相まって、落ち着いた雰囲気に仕上がりました。

ページをめくるたび、しっかりとした厚みとほんのり残るざらついた触感が指先に伝わり、紙ならではの温かみと風合いを感じられます。

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-口絵-

【口絵仕様】
・コミック紙
・デジタルオンデマンド印刷-カラー/両面

 

本作では、物語の鍵となるシーンをフルカラーで収録しています。
圧倒的な没入感を演出するため、カラーページには本文と同じコミック紙を採用。
用紙を統一することで、モノクロからカラーへシームレスに切り替わる自然な読書体験を実現しました。

さらに、見開き構成とフルカラーの組み合わせによって、
場面の迫力や感情の高まりがダイレクトに伝わり、読者の心に強い印象を残します。

物語のクライマックスを、ただ読むのではなく 体感する。
そんな一冊に仕上がっています。

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◆お客様から頂いたコメント◆

今回の同人誌では、思い切った試みとして「物語に謎を仕込む」構成に挑戦しました。
作品のテーマがタイムリープに関わっているため、本編の結末とは別に、もう一つの世界線の結末を同人誌の中に隠したいと考えたからです。その結末に辿り着くためには、本の随所に隠された謎を見つける必要があります。
そしてその謎を解く鍵は、同人誌のカバーの裏面にあります。
作中のキャラクターからのヒント「裏返してみるとよい」に従ってカバーを裏返すと、謎と二つに分かれた文が現れます。カバーを折り合わせることで、本当の暗号が浮かび上がり、隠された結末を読むことができます。

このような特殊な作りを本当に実現できるのか、当初は不安でしたが、しまや出版様は見事に形にしてくださいました。完成品は想像以上の出来で、とても満足しています。

また、個人的にとても気に入っている点があります。
本作はややダークで残酷なテーマであるため、作品の雰囲気に合わせて小口染めを施しました。読者の方からは「読み進める間、ページの左右が赤と黒に包まれていて、まるで登場人物の過去と未来が封じ込められているようで、すごく雰囲気があった」という感想もいただきました。本当に素晴らしい効果でした。

海外在住の作家として、日本の印刷所様とお仕事をするのは今回が初めてでしたが、しまや出版のご担当者様はとても丁寧で、細部まで気を配ってくださり、日本の印刷業のプロフェッショナリズムを強く感じました。とても良い制作経験となりました。

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