【サークル:基準点/アオ様】 Twitter / pixiv
_________________________________
【表紙:里紙-130kg-きなり/コバルトブルー+グラデーション(蛍光レッド⇒蛍光オレンジ)】
蛍光レッドから蛍光オレンジへのグラデーション印刷と
コバルトブルーインクを使用した2色刷りの表紙。
明けてゆく世界を鮮やかに表しています。
オモテ表紙は、イラストをコンパクトに収めながらも、
色彩の移ろいが美しく、目を離しがたい魅力にあふれています。
空の上部、ぶどう色の部分はグラデーションの蛍光レッドと
コバルトブルーが重なった状態。
中央やや右の人物のズボンはグラデーションの蛍光オレンジと
コバルトブルーが重なり、青白橡の様な深みのある色になっています。
表紙用紙は里紙のきなり色を使用。
淡いたまご色で、画用紙の様なデコボコのある紙。
【裏表紙:里紙-130kg-きなり/コバルトブルー+グラデーション(蛍光レッド⇒蛍光オレンジ)】
天側(上側)は蛍光レッドが主体となり、
蛍光オレンジが主体となる地側(下側)へ移り変わってゆきます。
一番下の文字列には、コバルトブルーでデザインが入りアクセントになっています。
【遊び紙:キュリアスTL-55kg-イリディセント】
遊び紙はキュリアスのイリディセント。
光を受けるとオーロラの様に輝く半透明の用紙です。
【本文:モンテシオン/オフセットスミ刷り】
寒い夜の物語に、柔らかく軽やかな質感のモンテシオンを使用。
優しい手触りが本全体の雰囲気も和らげているようです。
【表紙データ(上段:コバルトブルー印刷用データ/下段:グラデ印刷用データ)】
表紙データはこのように頂いています。
(真ん中にある水色の縦線は背幅を表しています)
2版の使い方が秀逸でした。
コバルトブルーは使われている部分は多くないけれど、
そのすべてが意味を持っています。
蛍光レッド、蛍光オレンジのグラデーションは
色が混ざり合う部分に朝日や雲を配置しており、
自然な美しい夜明けとなりました。
_________________________________
◆お客様から頂いたコメント◆
朝焼けを表現したいとのイメージの元、漠然と青系×オレンジ系の二色刷を候補に考えていたところ、
しまや出版さんのフェアで蛍光レッド-蛍光オレンジのグラデーションが利用できることを知り、お願いしました。
砂漠のような、コンクリートが朽ちたようなざらざら感と朝日の表現ができればと里紙(きなり)を表紙に、
不思議な夜の話だったのでオーロラのような幻想感を出せたらとキュリアスTLイリディセントを遊び紙に選んだのですが、
イメージにぴったりでお気に入りの本になりました。
多色刷りで混色も多く、実物を見るまでどうなっているかドキドキでしたが、刷り上がりをみたとき本当に感動しました。
色味だけでなく、表紙の細い主線の位置合わせも本文のスミベタ多量のページが連続したところもすごく綺麗…!
(主線が細いため綺麗に重ならないかもしれないとの確認のお電話もありがとうございました)
急な問い合わせから原稿チェック、印刷、製本もご丁寧に対応いただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
必ずまた利用させていただきます。
ありがとうございました!
_________________________________