【サークル：NUIKER STREET 221B / 雨山 様】　 Twitter/ pixiv
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(上段：オモテ表紙/下段：ウラ表紙)
【表紙：アラベール紙160kgスノーホワイト/オフセットフルカラー印刷 + UV厚盛りニス加工（表1）】

表紙用紙をアラベールに変更し、そこにオフセットフルカラーで印刷しています。
オフセットカラーは用紙にしっとりと馴染んでマットな仕上がりになります。
アラベール紙(さらりとした、光沢のない素朴な風合いの紙)に印刷することで
よりマットな質感の刷り上がりに。

ウラ表紙のクロコ風の模様は、用紙のものではなく、お客様のデザイン。
皮の手帳の様な風合いが出ています。

【表紙を傾けると・・・】

表紙を傾けると、イラストの部分だけツヤツヤと光を弾きます。
これは表紙全体にツヤツヤのラミネート加工をするクリアPPではなく、
『UV厚盛りニス』で加工しています。

【表紙：UV厚盛りニス加工部分　UP】

ウィークリースケジュールに貼り留められた写真たち。
厚盛りニスでツヤとぷっくり感が出て、まるで本物のチェキのよう✨

【角丸加工R5】

本の小口側(本を開く側)の上下の角には、角丸加工がなされています。
まるっこく切り取られたカドと水色のステッチが、ウラ表紙の模様とあわさって
手帳感をより高めています。

【本文：上質紙-90kg/オフセットスミ刷り】

本文は白い上質紙にオフセットのスミで印刷。
スケジュールごとにイラストがついて、絵日記のようなページです。
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◆お客様から頂いたコメント◆

短編集を作ることになり、本編のテーマやデザイン、モチーフを「スケジュール帳」に見立ててまとめることにしました。

表紙のイメージとしては、スケジュール帳の中にチェキ(最近またリバイバルブームが起こったそうですね!)が挟まっており、写真の情景から「登場人物が四季を一緒に過ごしたんだなぁ」と感じられるものを作ろうと思いました。
表紙絵の写真部分をUV厚盛加工にし、表紙の紙のサラッとした感触と、写真のツルッとした感触が同居する、手触りが楽しい本に仕立てて頂きました。
厚盛加工のおかげで、「本当に写真がそこにあるみたい!(推しの実在感の向上)」という雰囲気を出せて良かったです。
また、雑貨店や文具店でスケジュール帳を眺めていると、角丸の商品が多かったので、この本も角を丸くカットして頂きました。
裏表紙は、革張りのスケジュール帳のように見せたいなと制作しましたが、角丸のおかげでそれっぽくなったように思います。
本編のコマ割りは、コマとコマの間隔を無くし、スケジュール帳の中の日付欄の中でキャラクターが動いている感じにしたいなと工夫してみましたが、これに関しては表現不足だったなと感じています。

とは言え、自分の思い描いたイメージを形にしていく作業はやりごたえがありましたし、印刷された本を手にした時には達成感がありました。
しまや出版のスタッフさんには、表紙の紙の種類について細かく相談させて頂いたりなど、入稿までたくさん頼らせて頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。

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