【サークル:ミントとチョコレート/だれか様】 pixiv
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【表紙:ブンペル175kgソイル/オンデマンドフルカラー+ピュアホワイトトナー】
舞台は19世紀頃の英国、ロンドン。
時計塔を背に煙草をくゆらせる男性が描かれています。
人物の肌色や、背景の色に使用されているのはインクではありません。
表紙用紙の「ブンペル175kgソイル」の色です。
カラーの印刷ながら、あえて色を載せない部分を作ることで
紙そのものの色をうまく取り入れています。
【ウラ表紙】
表紙の印刷には、オンデマンドのフルカラーとホワイトトナーを使用しています。
通常、ホワイトトナーを先に「白押さえ(下地)」として印刷し、
その上からフルカラー印刷を載せていきます。
しかし今回はたってのご希望で
オンデマンドフルカラー⇒ホワイトトナー の順で印刷。
カラーの上に淡く重なるホワイトトナーが
物語の舞台「霧の都」に臨場感をプラス。
【表紙用紙:ブンペル175kgソイル】
しっかりとした厚みのある、自然な風合いの特殊紙。
ソイルは、まろやかな肌色の様な黄みを帯びています。
【データ:カラー用(上段)/ホワイトトナー用(下段)】
今回はカラーを先刷りし、その上からホワイトトナーを印刷。
(ホワイトトナーは、データの「黒い部分(グレーの部分)」がホワイトトナーで印刷され、
白い部分には印刷されません。)
用紙の色・カラー・ホワイト、3つの要素を巧みに活かし
魅力的な仕上がりの1冊となりました。
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◆お客様から頂いたコメント◆
クラフトっぽい紙に白インク、という印刷をやりたいと思いご相談したところ
今回の表紙の用紙をご紹介いただきました。
また、表紙はカラーですが色数を絞って多色刷りっぽくしました。
白インクを使用するのは初めてでしたが、
もやもやと描いた霧などもきれいに印刷していただきありがとうございました。
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