同人誌紹介ブログ

ちゃーにゃんマンガ


【サークル:cinquecento/ねこゆうこ 様】 Twitter / pixiv
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【表紙:ホワイトポスト-200kg-白/オフセットフルカラー+マットPP】

やさしい黄色の表紙です。
描かれているのは、猫さんを真ん中に幸せそうな家族の姿。



【カラー帯つき🐾】帯:幅60mm(コート紙110kg/オンデマンドカラー)

帯を見たら、この本がどんなお話なのかお察しの方も多いでしょう。
本を一読すると、この帯を見直しただけで涙がでてきます。

やわらかな黄色の表紙と白い帯。
陽だまりにいるような、やさしい色彩で包まれています。



【カラー口絵:コート紙110kg/両面オフセットフルカラー】

表紙をめくるとカラーの写真が。
すばらしいモフモフをお持ちの猫さんが、愛くるしく、かっこよくお迎えしてくれます。

【本文:コミック紙/オフセットスミ刷り】

本文は軽くて持ちやすいコミック紙を使用。

こちらのご本は300ページを超えているので、
軽くて開きやすいコミック紙で女性でも持ちやすく読みやすい仕上がりです。

【この本は・・・】

保護された猫ちゃーにゃん(本名サスケくん)と、飼い主さんの出会いからさよなら、
そしてちゃーにゃんとのお別れの後、新しい猫さんを迎えるまでを漫画形式で綴った本です。
最初は旦那さん(当時は独身)がちゃーにゃんと出会い、その後ちゃーにゃんとの縁もあって奥さんと結婚。
ご夫婦を繋いだのは、イケメンでかわいいちゃーにゃんでした。

ちゃーにゃんと共に幸せに暮らすお二人。
二人が喧嘩をしても、ちゃーにゃんのナイスアシストですぐ仲直り。


それから月日は過ぎゆき、ちゃーにゃんが15歳になるころ、その兆しは現れました。
食欲が落ちちゃったかな?という、猫さんと暮らす飼い主さんなら経験したことのある人も多い出来事。
そして、その後診断される「扁平上皮癌」という病気。
ちゃーにゃんと飼い主さんの、闘病の日々が始まります。





病院や癌センターでの出来事、また、闘病猫さんとの暮らしも細かなところまで描かれ、
口内の癌が肥大して大好きなご飯が食べられなくなってしまったちゃーにゃんに
何とかしておいしくご飯を食べさせてあげたい、という飼い主さんの工夫と愛情があふれています。

どうにかして一日でも長く生きていて欲しい。
ご飯をおいしく食べて欲しい。
もし叶うなら、病気が治って元気になって欲しい。

様々な思いを胸に、病気の診断から50日程。
その時を迎えます。

この後については、画像は用意しておりません。

お二人はちゃーにゃんを見送ったあと、辛い時期を越え、2匹の猫さんを迎えています。
代わりとしてではなく、新しい家族として。
ちゃーにゃんが少し留守にしている間、
猫さんがいないとしょうがない人間二人がちゃんと幸せに暮らせるよう、
ちゃーにゃんに後を託された後輩として。
カムイくんとコノハちゃんという新しい家族が、お二人に幸せをもたらしています。

こちらの作品は総ページ330を超えるボリュームとなっています。
これだけの作品を描くことは、それを生業にしている方であっても並大抵のことではできません。
描かれている間に涙したこともあるのではないでしょうか。
こんなに愛されているちゃーにゃんに、筆者も一度会ってみたかったと、心底思う次第です。

※ご本は2022年5月5日のコミティアにて頒布されます。
また、Boothさんでも通販されていらっしゃいます。

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◆お客様から頂いたコメント◆

今回の本は猫の病気のことを主に描いたものだったのですが、
タイトルに病気の名前を入れたくありませんでした。
でも内容もある程度わかるようにするためにオビをつけたいと思い、
以前ツイッターでしまや出版さんの癒し課推薦オビを見かけてとてもかわいかったので、
こんなふうにしたいなとお願いしました。

ページ数が多く厚みのある本なのですが、ノドまで開きやすく、
背割れもなく、写真も漫画も印刷がとてもキレイで読みやすいです。

本になるまでに時間がかかったのですが、
しまやさんはとても丁寧で親身になって対応してくださって、
大切な1冊を作ってくださいました。心から感謝します。
本当にどうもありがとうございました。

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◇終わりに◇

こんにちは。
こちらのブログを担当させて頂きました者です。
以下は筆者の自由欄となりますので、お読みいただかなくて大丈夫です。

去る2017年10月、しまや出版の社猫最古参だったタンタン(短足が愛らしいキジトラの女の子)が天国へ行きました。
生き物と共に暮らすのは、この癒し課の面々とが初めてだったので、当然お見送りするのも初めてのことでした。
悲しくて辛い時期、私や他のスタッフを支えてくれたのは、タンタンの後輩であるユキ(白猫の女の子)でした。

その後、2019年頃。
Twitterにて、猫さんの闘病ブログのRTが回ってきました。
何とはなしに飛んだリンク先で、ちゃーにゃんに出会いました。
ブログに描かれたちゃーにゃんは素晴らしい猫さんでした。
私は亡くしたタンタンのことを想いました。

そして2021年のことです。
猫さんの闘病を描いたブログを漫画本にしたいとご相談がありました。
しまや出版の猫帯を見てお問合せ頂いた形でした。

スタッフの中には、私の他にもちゃーにゃんを知っている者がおりましたので、驚きつつも大変光栄に思いました。
猫さんが繋いでくれたご縁なのだなあと、強く思いました。

猫たちは、可愛らしいだけではありません。
頼もしく、やさしく、不思議な縁を引き寄せる、素晴らしい家族です。

これから猫さんを迎えようとしている人には、猫さんと暮らすことを真剣に考えていただくために。
今猫さんと暮らしている人には、訪れるかもしれないいつかのために。
猫さんとお別れをしてしまい悲しんでいる人には、新しい家族を迎えることは最初の猫さんを忘れることではないと知ってもらうために。

たくさんの人に読んで頂きたい1冊です。