【サークル：C.e.l.l./白灯取さま】
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【表紙：サイタン-130kg-ホワイト/青紫インク+黄インク】

表紙は若干の凹凸のある白い紙『サイタン(ホワイト)』を使用。
白地にほぼ全面『青紫』のベタを入れて、紙自体が青紫色のようにも感じられます。

青紫のベタの中、表紙の下方にある黒っぽい部分はスミではありません。
青紫に黄色インクを乗せたことで、色味が濃くなり黒の様な濃い茶の様な
不思議な味わいのある色になっています。

黄色インクは青紫と重ねた部分だけでなく、タイトルの一部やお花の部分などにも単独で使用。
暗色の中でひときわ明るく目を引いています。

【2色重なり部分のUP】

ほんの少しだけ、何もインクを乗せていない部分があります。
特にオモテ表紙の『月』の下、
幾本もの横線が長さを変えて蛇行するように白で表現されているところが秀逸。
月光が水面に反射しているさまを見事に表現しており、
場面の静寂が伝わってくるようなデザインと配色です。

【タイトル部分のUP】

タイトル部分は、黄色インクと紙の色がまだらに配色されています。
おしゃれ…！と思いきや、端々がぼんやり消えそうな黄色の表現が
『幽霊』というタイトルとリンクして、すこしだけ怖くも感じられます…

【↑表紙データ(黄色)】

【↑表紙データ(青紫)】

表紙データは黄色と青紫の2版でいただきました。
青紫版のベタの中、黄色インクのみの部分、白くしておきたい部分などをしっかりと抜いています。

★上記画像のように、色刷りのデータはインクの色ではなく
『モノクロ』か『グレースケール』の黒1色で作成していただければ大丈夫です。

★2色刷りや3色刷りの際は、『レイヤーを分ける』『データそのものを分ける』
どちらの方法でもご入稿いただけます。

【遊び紙：D’CRAFT　キューブ】

『エンドロールのその後に…』フェア遊び紙、D’CRAFT　キューブをご利用いただきました。
クラフト紙の落ち着いたトーンに可愛らしいデザインのエンボスが魅力的。

【本文：クリームキンマリ/オフセットスミ刷り】

本文はクリームキンマリを使用しています。
表紙色や遊び紙などとも相性の良い色味。

物語が一度終わって、あとがきと奥付が入った後に、
独白のような文章が入っています。
一度読了したと思った後なので、びっくりするとともに
本文とリンクする内容にわくわくし、もう一度物語を読み返したくなってしまいます。

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◆お客様から頂いたコメント◆

いつもお世話になっております。

話の中に出てくる待宵草と夜の海を表紙にしたい!　と思い、
青紫と黄の二色、紙の白で表現しました。

当初は藍色で注文しましたが、スタッフの方に
「藍と黄では思ったように重なった部分の色が出ない」と教えていただき、
青紫に変更したところこれがバッチリでした。
色も綺麗に重なってくれて、草の影が海を背に並ぶのが、
どことなくぼんやりと刷り上がりました。
「エンドロールのそのあとに…」は、果たしておくづけの後に何を書いたものかと悩みましたが、
お陰様で普段は書かないものに挑戦することができました。
今回も綺麗に刷っていただいて、大変満足しております。
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