同人誌紹介ブログ

DarkTriad


【サークル:游文堂/ かざり游 様】 pixiv / Twitter
【デザイン:BIZARRE 様】
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【表紙:サイタン130kgアイボリー/オフセットフルカラー+箔押し+ブラックライト印刷】

サイタンという、エンボスのある画用紙のような用紙にフルカラーで印刷しています。
アイボリーの優しい紙色は、惨憺たる風景で上塗りされました。
どことなくセピアな色調の仕上がりの中、赤い色だけがしっかりと目に焼き付いています。


【箔のUP】

タイトルは、まるでお皿に地文字で描かれたようなデザイン。
この部分の赤は、『色箔-赤』で表現。
印刷とは違うこの赤は、乾いて固まった血液のように、にぶく光を返しています。


【裏表紙には】

裏表紙です。
食事をしていた人物たちがいなくなり、テーブルセットと食器だけが残されています。


【裏表紙には…】

しかし、ここにブラックライトを照射すると、青白く光るものが。
フルカラー印刷の上に、『ブラックライト印刷』を重ね、
特殊な光の下で青白く光る仕掛けがなされています。


(表4天側_タイトルロゴ周りUP)

(表4地側_テーブル周りUP)

きれいに拭き取られた血痕を、あなたは見つけてしまいました。
食事をしていたこの館の主たちが戻ってくる前に、逃げた方が良いかもしれません。


【本文:クリームキンマリ-62kg/オフセットスミ刷り】

本文の一番最初には、ナイフとフォークのデザインが印刷されています。
一体何を食べるのでしょうか。
読み進めれば答えが分かるかもしれません。

表紙・本文の細部まで、ストーリーに即したモチーフが取り入れられています。
特に裏表紙のブラックライト印刷は、読者を本の世界へ強く引き込んでいきます。
恐ろしくも目が離せない一冊。

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◆お客様から頂いたコメント◆

今回海外ドラマのサイコサスペンスのパロディ小説合同誌を作りたいと考え、
装丁についてもドラマや小説などを追体験できるような事が出来ないかと考えていました。
そこで、本を読んだ前後でイメージが変わるような仕掛けは出来ないかと考えていたところで、
しまや出版様のブラックライトインク印刷がある事を知りました。
このブラックライトインクは、一つは赤く光るタイプ、もう一つが青白く光るタイプでした。
一目見た瞬間、この青白く光るインクにピンときました。
色と良い、ブラックライトを当てると透明な部分が青白く浮かび上がるという仕組みと良い、
まさに殺人事件などで使われるルミノール反応そのものでした。

サスペンス物のパロディでこれほどの仕掛けは無い、
とこちらのオプションで冊子を作ることにしました。
ご迷惑を色々おかけしてしまったのですが、素晴らしい印刷をして頂きました。
実際に手に取った時にブラックライトで見た犯行現場を
自分で見つめて居るような臨場感が得られてとても興奮しました!
お手にとって頂いた方々にも好評で、作ることが出来て本当に良かったです。
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