そうね、まず、自分がどの大きさの原稿用紙でどのサイズの本を作るかで注意するポイントが変わってしまうの。
スクリーントーンにはパーセンテージ(%)と線数(Line)っていうのがある話はしたわよね?
「パーセンテージ(%)」は数字が高くなるほど、網の点が大きくなるし
「線数(Line)」は数字が高くなるほど、網の点同士の間が狭くなっていくのよ。
特に、
点の大きさが小さい(%の数字が小さい)場合は印刷に出なかったり、
点同士の間が狭い(Lの数字が大きい)場合は潰れてしまったりすることもあるわ。
たとえば縮小する時には、点がさらに小さくなる事を考えてスクリーントーンを選ばなければいけないのよ。
線数(Line)は70L以下、パーセンテージ(%)は10〜60%くらいが丁度いいわね。
それから、ごくまれにオフセット印刷に向かないスクリーントーンが
出回っていたりするので注意が必要ね!
▲これは、グレーになっているスクリーントーン
▲これは、網点が掠れているスクリーントーン
他にも網点が不揃いだったり、円が欠けてしまっているようなスクリーントーンの場合は、ムラになったり、飛んだり掠れたりすることがあるの。
グレーになっているスクリーントーンは一見、見分けにくいけど、メーカーの名前などの黒い部分を見比べてみて、よりキレイな黒いベタになっているものを選ぶと良いわね!